ゆかばん脳内散歩

カナダ暮らし写真家の日常と思考録。

別れに正当な理由はいらない。メリットを手放して次へ進むだけ!

 

最近、こんなせりふを聞いた。

「長く付き合っている彼氏がいて、でも結婚は考えられないんです。でも別れる理由がなくて・・・。」

 

 

 

これを聞いたわたしは衝撃を受けた。

 

「別れる理由がなくて?!」

「逆に新しい!!」

 

面白いからちょっと詳しく聞かせてくれ!と思った(いつもの観察癖)。

ほんとうに衝撃だった。

 

 

 

 

人は、恋人と別れる理由がないと別れてはいけないのだろうか。

そもそもじゃあ、別れを切り出してもお互い納得がいくくらいの妥当な理由ってなんだろう。

「彼が浮気をした」

「多額の借金があった」

「価値観があきらかに違いすぎる」

「連れ子がいたのを黙っていた」

 

こんなところだろうか。

ちなみに、こんなことが起こっても乗り越えて仲良くやってるカップルは山のようにいる。

 

結局、別れるのに理由はいらない。一緒にい続けるかどうかの基準はただ一つ。

「わたしはこの人と一緒にいて幸せを感じられているか?」

 

もしYesと断言できないのなら、もやもやしたままずるずる関係を続けるのはおすすめしない。

 

 

 

 

 

「別れる理由がないから別れられない」といって悶々とするその理由。

これはもうはっきり言ってしまおう。

 

それは、別れないことにメリットがあるから。

そのメリットを自分で自覚し、手放さない限り別れられない。

 

 

そして多くの場合、そのメリットは大したことない。

「寂しさを感じなくて済む」

「誰かと付き合っている、という安心感や世間体」

「妥当な理由もなくフったことで罪悪感を感じなくて済む」

大概こんなもんだ。

 

 

 

わたしは思う。

「別れ」が見え始めている時点で、つまり「一緒にいる理由」が揺らいでいる時点で、意識的でも無意識的でも、本当はこの人じゃないってわかってるんじゃんないかって。

 

だって

「別れる理由がない」

って、今たいした理由が見つかってないけど現在進行形で密かに探してるってことじゃない?

大好きな人と一緒にいて幸せな時、そんなことは考えない。

 

 

パートナーと一緒にいて、毎日一緒にいられて幸せと思えない。別れる理由ばかり探してしまう、という人へ。

さっと握りしめているメリットを手放して、真剣に彼との関係を今後どうするか考えよう。

 

 

「自分は何が怖い?別れると何を失うって思っている?」

 

まずはこの答えを見つけること。

そして「わたしは大丈夫」って思えた時、かならず次に進める。

心配ない。彼と別れたって死なない。

 

また次に新しい、素晴らしい出会いが待っているだけだ。

 

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