国際恋愛あるある① 彼と付き合いだしてから習得した技
こんにちは。ゆかばんです。
「外国人と付き合うってどういう感じですか?」
と、よく聞かれる。
でもでも。わたしも実はみなさんに聞いてみたい。
そもそもみんなが持ってる国際恋愛・結婚へのイメージってどんなもの??
主食はポテトフライやピザ?
彼にロマンチックな言葉を毎日ささやかれる?
休日は現地の友だちとクラブやパーティへ行くの?
言葉の壁があって大変じゃない?
文化の違いっいうけど具体的に何?
こんな感じかな???(勝手に想像)
みんなは何を知りたいんだろう・・・?(真剣)
というのも、わたしはロキオと出会うまでカナダでボーイフレンドを見つけよう、ましてや外国の人と結婚しようなんてみじんも想像していなかった。
1年間の留学後はさっさと日本へ帰って働くつもりだった。
当時、今以上に頭がすっからかんだったわたしは、
「わーいカナダの生活最高~楽しい~!」
と、海外ハイ状態で日々を過ごしていた。
国際恋愛だの結婚だのの知識もなければ興味もそんなになかった、というのが正直なところだ。しかし気がづいたらカナダの人とお付き合いしていた。
ほんとHow did it happen?!って感じ。
日本にいる時は周りに国際恋愛・結婚をしている人がいなかったのもあり、それらへの関心が生まれる前に自分が当事者になってしまったという・・。
なので単純に、自分以外のみなさんが国際恋愛や国際結婚に持っているイメージを知りたいなーと思ったのだ。すげー気になる。ので、ぜひ教えてください。
ということで(?)今日から思い立って、
国際恋愛・国際結婚あるあるネタを書いてみることにする。
今でこそいろんなことが普通になってしまっているけれど、最近になってロキオとのあれこれを振り返ってみた時に「そういえばこれ日本にないかも?」という慣習や文化の違いみたいなものが見えてきたのだ。
それを今日から少しずつシェアしてみたい。
これはロキオと付き合いたての頃の話。
当時ばらばらのお家に住んでいたわたしたちは、仕事終わりに1杯だけ飲みに行き、その後ロキオがわたしをお家に送ってくれてバイバイするというルーティンができていた。
わたしの家へ向かうため、2人で電車を待っていた。
2人でプラットフォームに立っていると、彼が突然ほっぺに「チュッ」とキスをしてきた。
わたしはきっと、びっくりして目がまんまるになっていたと思う。
「チュッ」という音。
自然で爽快で心地よい音。
わたしは混乱した。
その音、どっからきた??????
説明がしづらいのだが、この音は唇が頬に触れる時に自然に起こる音ではないのだ。
キスする側が音を「作る」と言えばいいのか。
初めてロキオにされたとき、変な話これは彼が作り出している音だ!と感じたのだ。
よくアメリカ映画でお父さんが子どものほっぺにするアレなのだが、わたしは単にそういう音が自然とするものなのだと思っていた。でも違った・・・。
その日から、道行くカップルを観察し始めたわたし。
確かにみんな軽いキスをするとき、おそらくほぼ無意識的にこの「音を作る作業」をしている。
なんという高等テク。。。。。
わたしは途方に暮れた。
だってだって、唇と肌が触れるたった0.5秒くらいの間にそんな巧妙な技をこなしているのだ。しかもこの街にいるほとんどの人がその技を無意識に習得している。
みんなトランペット奏者なわけでもなかろうに・・・。
わたしはそれから、ロキオの広いパンケーキのような頬で音を出す練習を始めた。
「ブゥウオッ!!!」
「ブシャ!!!!」
「フ、ヒュ~」
「ポッ!」
なんとも可愛くない音たちがパンケーキ上で鳴り続けている。
「う~ん別に練習したこともないからどうやってって言われても・・・」
「っていうか練習している人を見たのも君がはじめてだよ(笑)」
困るロキオをよそに、わたしは必死に練習を続けた。
あの頃から3年半・・・
わたしはプロになった。
もういつ何時でもこの音を出せる。
謎に誇らしげなわたしを、ロキオは今も優しい目で見守り続ける。
わたしが近づくと、パンケーキを差し出す。
チュッ。(どやぁ~~~)
わたしの誇らしげな顔を見て、彼は楽しそうに笑う。
もちろん国や文化にもよるとは思うけど、少なくともここカナダでは挨拶がわりに「ただいま」や「おはよう」の時にしたり、ふと目があった時にしたり、日常のカジュアルな愛情表現として恋人同士や家族などの間で使われている。
国際恋愛を経験したみなさん。
この「チュッ」って音、最初出すのに苦戦した人多いのでは?
映画で観てると簡単そうだけど、実際は意外とできないもの。できたからどうってわけじゃないけど、でもできるとちょっと楽しい。
ではではまた更新します。