電話の理由
昼過ぎに、仕事へ行くと言って家を出た夫。
家を出てすぐに電話が鳴った。
わたし:
もしもし?どうした?
夫:
今日は風が強いから傘を持って行かずにフード付きのパーカーを着て行ってね。雨はあんまり降ってないから大丈夫だよ。暖かくして外出するんだよ。
わたし:
おっけ!
10分後、また電話が鳴った。
夫:
今バスに乗ろうとしたらね、プレスト(Suicaのようなもの)にお金が入ってなくて乗れなかったの!ガガーーン!
わたし:
あらら。
さらに10分後。電話が鳴る。
わたし:今度はどうしたの?
夫:うおおおおおおお
わたし:何事?!
夫:MUJI(無印良品)が二階建てになってる!でかいよ〜!!うぉー!
(その後なにやらぶつぶつ言ってるが聞き取れない)
わたし: ・・・・。
夫:それだけ♩じゃね〜!
・・・。
これは今に始まったことではない。
これ言いたい→速攻電話する、という彼の習慣は付き合い始めからずっとそう。
彼はわたしの寒がりとおっちょこちょいを分かっていて、事前に天候を教えてくれる。わたしは天気予報を確認する習慣があまりないのでこれはわりと助かる。
それから、何かに感動したらわたしにすぐ言いたいらしい。さっき脇道にアライグマがいたんだよ!とかで電話してくる。高校時代の友だちがお店に来てくれたんだ!とか。なんだか小学生の男の子を育てているみたい。ほっこりする。
わたしはもう慣れている。
慣れているけど、ひとつだけ気をつけていることは、今忙しいから、と冷たくあしらわないこと。よかったね、と言ってあげること。一緒に共感してあげること。
そしたらまた、懲りずにわたしに報告し続けてくれるだろうから。
今日もお仕事がんばってね。